SEO 全般

ドメインパワーの適正値とは?実データで解説する 3 つの判断基準

ライアン ・ロー
Ahrefs のコンテンツマーケティングディレクター。 過去 13 年間でライター、コンテンツストラテジスト、チームリーダー、マーケティングディレクター、部長、CMO(最高マーケティング責任者)、代理店設立といった様々な役職を経験。その間、Google、Zapier、GoDaddy、Clearbit、Algolia など数十社のコンテンツマーケティングと SEO サポートを担当。小説家の顔も持ち、これまでに 2 種類のコンテンツマーケティング専門講座を自ら開発・設計した。


「自社サイトのドメインパワーは良いほうなのか?」は、SEO でもっともよくある質問の一つです。正直な答えは、何と比較するかによってまったく変わる、ということです。

ドメインレーティング(DRは、Ahrefs 独自の指標で、ウェブサイトの被リンクプロファイルの強さを 0〜100 のスケールで示します。日本の SEO 業界では一般的に「ドメインパワー」と呼ばれている指標です。DR は相対的な設計になっており、Ahrefs のインデックスに含まれるすべてのウェブサイトと比較した被リンクプロファイルの強さがスコアに反映されます。

だからこそ、「ドメインパワーはいくつあれば良いのか?」に唯一の正解はありません。DR 60 がある業界では優秀でも、別の業界では平凡な値かもしれません。あるキーワードで上位表示するには十分でも、別のキーワードではまったく足りないこともあります。

自サイトのスコアを判断する前に、もう一つ知っておくべきことがあります。DR対数スケールを採用しているため、ウェブサイトが 0〜100 の範囲に均等に分布しているわけではありません。インターネット上のサイトの大半は小規模、新規、または放置されたサイトであり、圧倒的多数のドメインが DR 0〜10 に集中しています。DR 20 から 30 に上げるには少数のリンクで済みますが、DR 70 から 80 に上げるには数千本のリンクが必要になることもあります。つまり、「高い」数値は見た目以上にレアなのです。

特定の数値を追いかけるのではなく、本当に意味のある 3 つの軸でドメインパワーを評価しましょう。競合との比較、業界全体との比較、そしてターゲットキーワードとの比較です。以下では、それぞれの方法を実データとともに解説します。

比較 #2:業界全体との DR 比較

直接の競合から視野を広げて業界全体を見ると、また違った景色が見えてきます。

簡単な例として、Ahrefs の SEO エージェント Agent A を使い、SaaS 企業 600 社のドメインレーティングを取得して、業界全体の「標準」がどのあたりにあるかを調べました。

ベンチマークドメインレーティング
下位 25%38
SaaS 企業の中央値62
上位 25%77
上位 10%86

つまり SaaS サイトを運営している場合、DR 62 はちょうど平均、DR 77 なら業界の上位 4 分の 1 に入り、DR 86 以上ならトップクラスということになります。漠然と「70 なら良い」とするよりも、同じビジネスモデルの企業と比較した指標のほうがはるかに実用的です。

重要なのは SaaS の具体的な数値ではなく、この方法そのものです。同業種の企業を 20〜30 社リストアップして DR を確認すれば、自分の業界に合わせたベンチマークが手に入ります。

Ahrefs での確認方法

  1. 同業種の企業を 20〜50 社リストアップします(自社の顧客リスト、「おすすめツール○選」のようなまとめ記事、競合の競合などを活用できます)。
  2. ドメインをバッチ分析に入力し、DR 列をエクスポートします。
  3. 昇順で並べ替え、四分位値を確認します。真ん中の値が業界の中央値、上位 25% が「強い」、下位 25% が「遅れている」ラインです。

これにより、汎用的な数値よりもはるかに意味のある、業界に最適化されたベンチマークが得られます。

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https://ahrefs.canny.io/

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